2020/06/16 19:54

夏の直売所の人気野菜といえば、トウモロコシと、これです!

とれたての枝豆のおいしさ、買ったその日に塩茹でで味わってもらいたい甘みと旨みです。
自分がこどもを産む前までは、枝豆といえば「ビールのお供」のイメージしかなかったかもしれない…(自分はビール飲めないんですけれど笑)
こどもって、枝豆大好きですよね。
直売所で買うことのできる季節以外には、近所のスーパーでパックに入った茹で枝豆を、こどもが自分で選んでいつの間にかカゴに入っていることもしばしば…。確かに、手でつまんで食べられる手軽さや、噛めば噛むほど豆の甘みが感じられて、おやつ感覚でおいしいのかなあと気がつきました。

今日はそんな枝豆のお話です。

枝豆の実は、おおきく分けて「白毛(青豆)」「茶豆」「黒豆」の3種類があります。
国内で最も流通しているのが白毛(青豆)で、私たちの直売所に入荷する枝豆もこれがほとんど。良い意味でクセが少なく、食べやすい味で安定の人気があります。
茶豆と黒豆は、白毛と比べるとより甘みとコクが強いものが多い印象です。とくに黒豆は甘みが強く、凝縮されたコクを楽しめます(お正月に食べることの多い煮豆をイメージすると想像しやすいですね)。
この辺りでも茶豆、黒豆を栽培されている方もちらほらといらっしゃいますが、やはり貴重です。お好きな方は、店頭で見かけたらぜひ手にとってみてください。

さらにいうと、「白毛豆」は、ふつうのものと茶豆風味のものと2種類に分けられます。
この茶豆風味が、実は結構人気選手。見た目は白毛だけれど、味は茶豆寄りで甘みとコクがあり食べ応えのある枝豆、というところでしょうか。
茶豆風味の枝豆の品種には、「湯あがり娘」「陽恵」「おつな姫」「ゆかた娘」などが挙げられます。…女性を連想させるネーミングが多いのはなぜなんでしょう?おもしろいですね。

こんな風に、一口に「枝豆」と言ってしまうのは惜しいくらい、実は色々な品種やそれぞれの特徴がある野菜です。
好みに合わせて選んで買えたら、きっと楽しいと思います!

↓こちらは、今月上旬に撮影した立川市・比留間明さんの枝豆ハウス。茶豆風味の「湯あがり娘」が出荷の時を待っていました。